スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
年末年始の連休が明けた途端、「仕事に行きたくない」「このまま辞めたい」と感じた経験はありませんか。
Yahooニュースなどで話題になったように、休み明けに出勤が億劫になる人は非常に多く、とくに若者ほどその傾向が強いとされています。
本記事ではこの現象を、精神論ではなくお金・生活設計・キャリアの視点からFPが解説します。
正月休み明けに「辞めたい」と感じる人が多い理由
調査によると、休み明けに出勤するのが億劫になった経験がある人は全体の7割以上にのぼります。
これは個人の甘えではなく、連休中の過ごし方と、現代の働き方・生活構造が密接に関係しています。
FPの立場から見ると、この問題は「気持ちの問題」ではなく、生活リズム・支出行動・将来不安が同時に揺さぶられることが原因です。
とくに若者は、この影響を受けやすい環境に置かれています。
FPが注目する危険な年末年始の過ごし方
連休明けに仕事への意欲が急激に下がる人には、いくつか共通点があります。
中でもFPの視点で注意したいのが、次の3点です。
連休明けに後悔しやすい年末年始の過ごし方
生活リズムの完全な崩壊
連休中に夜更かしや昼夜逆転の生活が続くと、体内時計が乱れます。
これは連休明けの集中力低下や疲労感を招くだけでなく、仕事そのものを「つらいもの」と感じさせやすくなります。
お金を使いすぎる過度なリフレッシュ
旅行や外食、イベントなどで一気にお金を使うと、連休後に現実とのギャップが生まれます。
FPの視点では、支出の増加は心理的ストレスとなり、「今の仕事でこの生活を続けられるのか」という不安を増幅させます。
新年の目標や計画がない状態
目標がないまま連休が終わると、仕事は「ただ消耗するもの」になりがちです。
キャリアや収入の将来像が描けない状態では、些細な不調が「辞めたい」という感情につながりやすくなります。
若者ほど連休明けがつらくなる理由とは
若者が連休明けに強い抵抗感を覚えやすい背景には、SNSや価値観の変化があります。
他人の楽しそうな投稿を見続けることで、「自分は損をしているのではないか」という感覚が強まりやすいのです。
さらにFPの立場から見ると、若者は次のような不安を同時に抱えがちです。
収入の伸び悩み、将来の貯蓄不安、スキル不足への焦りなどが重なることで、連休明けの仕事が重く感じられます。
FPがすすめる連休明けを楽にする年末年始の過ごし方
では、どうすれば連休明けの「辞めたい気持ち」を抑えられるのでしょうか。
FPの視点では、次のような過ごし方が効果的です。
連休明けの後悔を減らすためのFP的対策
生活リズムを完全には崩さない
起床時間だけでも平日に近づけることで、連休明けの負担は大きく減ります。
これは精神論ではなく、体内リズムを守るための現実的な対策です。
お金の使い道に上限を決める
連休中の支出に上限を設けることで、休み明けの後悔や不安を防げます。
お金の安心感は、仕事への向き合い方にも直結します。
仕事と収入の目標を1つ決める
資格取得やスキル習得など、小さな目標で構いません。
収入につながる目標があるだけで、仕事の意味づけが変わります。
連休最終日を準備日にする
服装や持ち物、スケジュールを整えるだけでも心理的負担は軽減します。
「仕事が始まる」ではなく「仕事に戻る準備ができている」状態を作ることが重要です。
将来の不安を言語化する
辞めたい気持ちの裏には、収入・貯蓄・将来への不安が隠れていることが多いです。
紙に書き出したり、専門家に相談したりすることで、漠然とした不安は整理しやすくなります。
FPに聞く!正月休み明けに「辞めたい」と感じる本当の理由
正月休み明けに仕事へ行くのがつらくなり、「このまま辞めたほうがいいのでは」と感じる人は少なくありません。
その感情の正体について、連休明けの相談を多く受けてきたFPに、率直な疑問をぶつけました。

若手会社員(20代・女性)
正月休み明けに「仕事を辞めたい」と感じるのは、気持ちが弱いからなのでしょうか?
スマホdeほけん
決してそうではありません。多くの場合、連休中の生活リズムの乱れや支出増加によって、心身と家計のバランスが一時的に崩れている状態です。
仕事そのものより、「今の生活を続けて大丈夫なのか」という不安が表に出ているケースが非常に多いですね。

若手会社員(20代・女性)
連休中のお金の使い方も、気持ちに影響するのでしょうか?
スマホdeほけん
大きく影響します。年末年始は交際費や娯楽費が増えやすく、休み明けに通帳やクレジット明細を見て現実に引き戻されます。
その瞬間に収入や将来への不安が強まり、「この仕事を続ける意味はあるのか」と考えてしまうのです。

若手会社員(20代・女性)
若者ほど連休明けにつらくなる傾向があるのはなぜですか?
スマホdeほけん
若い世代はSNSなどで他人の充実した休暇を目にする機会が多く、比較によるストレスを受けやすい傾向があります。
加えて、収入や貯蓄がまだ十分でないため、将来への不安が仕事への不満と結びつきやすい点も理由の一つです。

若手会社員(20代・女性)
「辞めたい」と感じたとき、すぐに転職を考えるべきでしょうか?
スマホdeほけん
すぐに結論を出す必要はありません。その感情が一時的な疲労なのか、構造的な問題なのかを切り分けることが重要です。
まずは生活費、貯蓄、自己投資のバランスを整理し、それでも違和感が残る場合に転職を検討すると後悔しにくくなります。

若手会社員(20代・女性)
連休明けの気持ちを立て直すために、今すぐできることはありますか?
スマホdeほけん
小さくても具体的な目標を一つ決めることです。資格取得やスキル習得など、将来につながる行動が見えると仕事への意味づけが変わります。
不安を抱え込まず、必要であれば専門家に相談することも、早期回復につながる有効な選択肢です。
まとめ:辞めたい気持ちは「お金と生活」のサインかもしれない
正月休み明けに仕事を辞めたくなるのは、決して珍しいことではありません。
しかしその感情の多くは、連休中の過ごし方と、将来への不安が重なった結果です。
生活リズム・お金の使い方・目標設定を少し見直すだけでも、連休明けの気持ちは大きく変わります。
「辞めたい」と感じたときこそ、自分の働き方とお金の向き合い方を見直すタイミングだといえるでしょう。
監修者からひとこと

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
正月休み明けに「仕事を辞めたい」と感じる背景には、単なる気分の落ち込みだけでなく、生活リズムの乱れや支出増加、将来設計の不透明さといった複合的な要因が存在します。FPの立場から見ると、これは精神論ではなく、生活設計とお金のバランスが一時的に崩れているサインと捉えるべきです。
特に年末年始は、交際費や娯楽費が増えやすく、収入は変わらない一方で支出だけが先行しがちです。その結果、「今の収入でこの生活を続けられるのか」「将来に備えられていないのではないか」といった不安が、連休明けに一気に表面化します。これが仕事そのものへの不満と結びつき、「辞めたい」という感情につながるケースは少なくありません。
重要なのは、衝動的に環境を変えることではなく、不安の正体を整理することです。生活費、貯蓄、自己投資のバランスを一度見直し、小さくても具体的な目標を設定することで、仕事に対する意味づけは大きく変わります。連休明けの違和感は、働き方やお金との向き合い方を見直す良い機会と捉え、必要であれば専門家の視点を取り入れることも有効でしょう。