

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
突然の入院や計画入院に備えて、必要な持ち物を把握しておくことは安心につながります。特に高齢者や持病を持つ方は、忘れ物によるストレスを減らすためにも事前準備が重要です。
この記事では、入院時に必要な持ち物をカテゴリ別に整理し、チェックリスト形式で解説します。
入院の基本的な持ち物チェックリスト
まずは一般的な入院で必要となる基本的な持ち物を見ていきましょう。病院の方針により不要なものもあるため、入院先の案内に従って調整してください。
カテゴリ | 持ち物 | 備考 |
---|---|---|
衣類 | パジャマ、下着、靴下 | 洗い替えも含めて2〜3セット |
洗面・衛生用品 | 歯ブラシ、タオル、シャンプー | 病院によりレンタルあり |
書類関係 | 保険証、診察券、同意書 | 印鑑も持参すると安心 |
医療情報 | お薬手帳、処方薬、健康記録 | 服薬中の薬は必ず持参 |
日用品 | ティッシュ、コップ、スリッパ | 音の出ないスリッパが望ましい |
電子機器 | 携帯電話、充電器、イヤホン | 共有部では使用ルールに注意 |
長期入院や手術を伴う場合の追加持ち物
入院期間が長引く場合や手術を予定している場合は、リラックスできるアイテムや娯楽用品なども考慮しておくと良いでしょう。
カテゴリ | 持ち物 | 備考 |
---|---|---|
娯楽・リラックス | 本、雑誌、音楽プレイヤー | 入院生活のストレス軽減に |
健康管理 | 血圧計、体温計(必要時) | 個人で管理している場合 |
現金・貴重品 | 小銭、必要な現金 | 貴重品は最低限に |
FPに聞く!入院準備と医療保険のポイント
入院準備は「持ち物リスト」と「お金の備え」の両面が大切です。実際の相談事例を交えながら、FPが分かりやすく答えます。

34歳・女性
「入院の持ち物で忘れやすいものは何ですか?」
スマホdeほけん
一番多いのはお薬手帳と処方薬ですね。入院時に薬の履歴が分からないと、病院側が処方を調整できず治療が遅れることもあります。
また、印鑑・現金の小銭・充電器も意外と忘れやすいので、入院バッグに常備しておくと安心です。


34歳・女性
「長期入院のために金銭面で準備すべきことは?」
スマホdeほけん
まずは医療保険の給付条件を確認してください。「入院給付金は何日目から?」「一時金は何回出る?」といった点が重要です。
さらに、差額ベッド代や食事代は1日あたり3,000〜8,000円かかるケースもあり、保険の対象外です。貯蓄や現金のクッションがないと、生活費とダブルで負担になります。


34歳・女性
「高額療養費制度を使えば自己負担はなくなりますか?」
スマホdeほけん
いいえ。制度を使うと医療費の上限は抑えられますが、食事代・差額ベッド代・日用品・交通費は対象外です。例えば1か月の入院で、医療費以外に5〜10万円の出費が発生することも珍しくありません。
ですから「制度+医療保険+貯蓄」を組み合わせておくのが理想です。

よくある質問(Q&A)
Q1:入院時に必ず必要な書類は何ですか?
A:保険証、診察券、同意書、印鑑が基本です。お薬手帳と服薬中の薬も忘れずに持参しましょう。
Q2:スマホや充電器は病院で使えますか?
A:病院によってルールが異なります。充電はベッドサイドで禁止のケースもあるため、事前確認が必要です。
Q3:入院中の現金管理はどうすればいい?
A:高額な現金や貴重品は持ち込まず、小銭や電子マネーで対応するのが安全です。
Q4:長期入院の場合に便利なものは?
A:読書用のタブレットやイヤホン、保湿グッズなど。快適さを意識して準備するとストレスが軽減します。
Q5:入院前に医療保険の確認は必要ですか?
A:はい。入院給付金の対象や日額を事前に確認しておくことで、自己負担リスクを減らせます。
まとめ
入院時の持ち物を事前に把握し準備しておくことで、精神的な余裕と快適な入院生活が得られます。
特に高齢者や長期療養を想定する方は、日用品や医療関連書類をしっかり揃えておきましょう。病院からの案内と本記事を併せてチェックすることをおすすめします。
入院準備に役立つ公的情報リンク
入院や医療費負担をサポートする公的制度を紹介します。公式情報で最新の内容を確認しましょう。
制度名 | 概要 | 公式リンク |
---|---|---|
高額療養費制度 | 医療費の自己負担額を軽減 | 全国健康保険協会 |
入院時のしおり | 持ち物や注意事項を確認 | 厚生労働省 |
医療安全情報 | 患者向け安全ガイド | 厚労省 医療安全支援センター |
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
入院準備における持ち物リストは、病院によって多少異なる点もありますが、共通して必要とされるアイテムを漏れなく用意することが大切です。
また、保険証やお薬手帳といった重要書類は紛失に注意し、コピーを用意するなどの備えも有効です。安心して入院生活を送るためにも、早めの準備を心がけましょう。