スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
「持病があっても入れる保険があるって本当?」「引受基準緩和型って、普通の保険とどう違うの?」
健康に不安がある方にとって、保険加入はハードルが高いもの。しかし最近では、持病があっても加入しやすい引受基準緩和型保険が多く登場しています。
本記事では、引受基準緩和型保険の特徴、メリット・デメリット、選び方のポイント、そして通常型との違いまで、ファイナンシャルプランナーの視点からわかりやすく解説します。
引受基準緩和型保険とは?基本的な仕組みを理解する
引受基準緩和型保険とは、健康状態に不安がある方でも加入しやすいよう、告知項目を簡素化した保険商品です。
通常の医療保険では加入が難しい持病や既往症がある方でも、一定の条件を満たせば加入できる可能性があります。
一般的に「限定告知型保険」とも呼ばれ、がん保険、医療保険、死亡保険など様々な保険種類で提供されています。
引受基準緩和型保険の特徴と知っておきたい注意点
引受基準緩和型保険には、通常の保険とは異なる独自の特徴があります。
ここでは、加入前に必ず理解しておくべき重要なポイントを詳しく解説します。
引受基準緩和型保険の基本を押さえる5つのポイント
1. 健康告知が簡単で加入しやすい
通常の医療保険に比べ、告知項目が3〜5項目程度と少なく設計されており、過去に病歴や入院歴があっても加入できる可能性が高くなっています。
例えば「過去2年以内に入院・手術をしたことがあるか」「現在、医師から入院・手術を勧められているか」といったシンプルな質問に答えるだけで審査が完了します。
2. 保険料は通常より割高になる
健康リスクが高い層も受け入れるため、どうしても保険料は通常の医療保険より1.2〜1.5倍程度高く設定される傾向があります。
例えば、通常型が月額3,000円の場合、引受基準緩和型では月額4,000円〜4,500円程度になることが一般的です。
3. 免責期間が設定されていることが多い
契約後すぐの入院や手術は保障対象外となる場合があります。多くは90日間などの免責期間が設定されています。
ただし、免責期間は保険商品によって異なり、中には免責期間なしの商品もあるため、比較検討が重要です。
4. 保障内容が限定される場合がある
保障内容がシンプルになっている場合もあるため、必要な保障が十分にカバーされているか確認が必要です。
特に先進医療特約や通院保障などのオプションが制限される場合があります。
5. 契約後の保障削減期間に注意が必要
契約後1年以内の給付金が50%に削減される「削減期間」が設定されている商品もあります。
例えば、本来10万円の給付金が1年目は5万円になるといった制限です。事前に確認しておきましょう。
加入前の確認ポイント
引受基準緩和型保険は加入のハードルが低い反面、保険料や保障内容に制限があります。契約前に告知項目、免責期間、削減期間、保険料総額を必ず確認しましょう。
引受基準緩和型保険のメリットとデメリット
引受基準緩和型保険には、明確なメリットとデメリットが存在します。
ここでは、両面を正直に解説し、自分に適した選択ができるよう情報を提供します。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 加入条件 | 持病があっても加入しやすい | 完全に無条件ではない |
| 保険料 | 健康リスクがあっても保障が得られる | 通常型より1.2〜1.5倍割高 |
| 保障開始 | 審査が早く手続きが簡単 | 免責期間や削減期間がある |
| 保障内容 | 基本的な医療保障は確保できる | 特約や保障範囲が限定的 |
引受基準緩和型保険は、持病がある方にとって医療費リスクに備える貴重な手段となります。
ただし、保険料負担が長期化することを考慮し、家計とのバランスを見ながら慎重に判断することが大切です。
引受基準緩和型保険を選ぶときのポイント
引受基準緩和型保険を選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが成功の鍵です。
自分に合った保険を見つけるために、これらの視点を活用しましょう。
1. 必要な保障範囲を明確にする
医療保障なのか、がん保障を重視するのか、死亡保障が必要なのかなど、自分が本当に備えたいリスクを明確にして選びましょう。
持病の種類によって優先すべき保障は異なります。持病が再発・悪化した場合の医療費を重点的にカバーする視点が重要です。
2. 保険料と保障内容のバランスを見る
高額な保険料を払っても保障が薄い場合は本末転倒です。保険料と保障内容のバランスが自分に合っているかを重視しましょう。
長期的な保険料総額をシミュレーションし、家計への影響を事前に把握しておくことが大切です。
3. 免責期間や削減期間を確認する
契約からすぐに保障が始まるわけではないため、免責期間や削減期間の有無・長さを契約前に必ず確認しましょう。
免責期間なしの商品や、削減期間が短い商品を選ぶことで、より早く充実した保障が得られます。
4. 告知項目の内容を比較する
引受基準緩和型でも、保険会社によって告知項目は異なります。自分の健康状態で加入できるかを事前に確認しましょう。
特に「過去◯年以内」という期間設定や、対象疾患の範囲が保険会社ごとに異なるため、複数社を比較検討することが重要です。
5. 保険会社の実績と評判を確認する
保険会社の財務健全性、顧客対応の評判、給付金支払い実績なども重要な判断材料です。
医療保険ランキングで各社の評価や特徴を比較し、信頼できる保険会社を選びましょう。
比較検討の重要性
引受基準緩和型保険は、保険会社によって保険料、告知項目、保障内容が大きく異なります。少なくとも3社以上を比較し、自分に最適な商品を選ぶことが後悔しない保険選びの鍵です。
引受基準緩和型保険と通常型保険の違いを比較
引受基準緩和型保険と通常型保険の違いを具体的に比較します。
どちらが自分に適しているか判断するための参考にしてください。
| 比較項目 | 引受基準緩和型 | 通常型 |
|---|---|---|
| 告知項目 | 3〜5項目程度 | 10項目以上が一般的 |
| 保険料 | 通常型の1.2〜1.5倍 | 健康状態により標準的 |
| 免責期間 | 90日程度あることが多い | 基本的になし |
| 保障削減期間 | 1年間50%削減が多い | 基本的になし |
| 加入対象 | 持病・既往症がある方 | 健康な方が対象 |
まずは通常型の医療保険に加入できないか確認し、難しい場合に引受基準緩和型を検討するという段階的なアプローチが賢明です。
健康状態が改善した場合は、通常型への切り替えも視野に入れることで、保険料負担を軽減できる可能性があります。
引受基準緩和型保険加入者に聞く!リアルな体験談
実際に引受基準緩和型保険に加入した方に、お話を伺いました。

30代男性
引受基準緩和型保険に加入したきっかけは何ですか?
実際に引受基準緩和型保険に加入した方
糖尿病で通院中だったため、通常の医療保険には加入できませんでした。将来の医療費が不安で、告知項目が少ない引受基準緩和型を選びました。


30代男性
保険料が高いことについて、どう感じていますか?
実際に引受基準緩和型保険に加入した方
正直、通常型より月2,000円ほど高いのは負担ですが、持病があっても保障が得られる安心感には代えられません。医療費リスクを考えると、必要な投資だと思っています。


30代男性
免責期間や削減期間で困ったことはありますか?
実際に引受基準緩和型保険に加入した方
契約後90日の免責期間があることは理解していましたが、その間は不安でした。幸い大きな病気はなく、免責期間が過ぎてからは安心して生活できています。


30代男性
実際に給付金を受け取った経験はありますか?
実際に引受基準緩和型保険に加入した方
はい、加入2年目に肺炎で入院し、給付金を受け取りました。削減期間は過ぎていたので、満額支給されて本当に助かりました。保険に入っていてよかったと実感しました。


30代男性
これから加入を検討している方へのアドバイスをお願いします。
実際に引受基準緩和型保険に加入した方
保険料が高いことばかり気にせず、自分に必要な保障が何かを明確にすることが大切です。医療保険ランキングで複数社を比較し、告知項目や保障内容をじっくり確認してください。

よくある質問 Q&A
Q1. 引受基準緩和型保険と通常の医療保険の違いは何ですか?
A. 引受基準緩和型は持病があっても加入しやすい一方、保険料が1.2〜1.5倍高めで、免責期間や保障削減期間がある場合が多いです。
通常型は健康な方向けに設計されており、保険料が安く保障が充実していますが、告知項目が多く審査が厳しい特徴があります。
Q2. 引受基準緩和型でも保障開始はすぐですか?
A. 多くの場合、90日などの免責期間があります。契約直後の病気や入院は対象外になることがあるため、事前確認が必要です。
ただし、免責期間なしの商品も存在するため、急いで保障を確保したい場合はそうした商品を選ぶことをおすすめします。
Q3. がん治療中でも引受基準緩和型に加入できますか?
A. がんの治療中は厳しい場合が多いですが、治療終了後一定期間(通常2〜5年)が経過していれば加入可能なケースもあります。
保険会社ごとに基準が異なるため、複数社に問い合わせることをおすすめします。
Q4. 緩和型保険は高いだけで損ではありませんか?
A. 損得ではなく、リスクに備えるための「安心料」と考えるべきです。
持病があっても医療費負担に備える手段として有効であり、将来の高額医療費リスクを考えると、保険料が高くても加入する価値があります。
Q5. 一度加入したら見直しはできないのでしょうか?
A. 見直しは可能です。健康状態が改善すれば、通常の医療保険への切り替えも視野に入れることができます。
定期的に健康状態と保険内容を見直し、よりコストパフォーマンスの高い保険への変更を検討しましょう。
まとめ|引受基準緩和型保険で安心を手に入れる
引受基準緩和型保険は、持病がある方にとって重要なセーフティネットです。
加入しやすい反面、保険料の高さ、免責期間、保障削減期間といった制限を理解したうえで選択することが求められます。
必要な保障を的確に確保し、長期的に家計に無理のない設計で安心を手に入れるため、冷静な比較検討を怠らないようにしましょう。
まずは医療保険ランキングで複数の引受基準緩和型保険を比較し、自分に最適なプランを見つけることから始めてください。
監修者からひとこと

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
引受基準緩和型保険は、通常の保険に加入できない方にとって貴重な選択肢ですが、安易に加入すると保険料負担が家計を圧迫する可能性があります。
まずは本当に通常型に加入できないのかを複数の保険会社で確認し、それでも難しい場合に引受基準緩和型を検討するという順序が大切です。
また、保障内容と保険料のバランスを慎重に見極め、免責期間や削減期間などの制限事項を十分に理解したうえで契約することをおすすめします。
健康状態の変化に応じて定期的に見直しを行い、より有利な条件の保険への切り替えも視野に入れた柔軟な対応が、長期的な家計管理の鍵となります。