入院費用1日あたりの相場を完全解説|実際にかかる金額と医療保険の必要性

スマホdeほけん編集部監修者

ファイナンシャルプランナー

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AFP・2級FP技能士

専門分野・得意分野

生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。

入院費用がどれくらいかかるか不安に感じたことはありませんか? 実は、入院費用は1日平均2.3万円で、10日間の入院で15〜30万円、1か月では45〜90万円にもなります。高額療養費制度である程度カバーできますが、差額ベッド代や食事代、月またぎの入院、先進医療費は対象外です。

この記事では、入院費用の実際の相場、高額療養費制度の仕組みと限界、そして医療保険でどこまでカバーできるかを具体的なケーススタディとともに解説します。万が一の入院に備えて、今からできる準備を一緒に確認しましょう。

この記事を読んでわかること

  • 入院費用1日あたりの相場と実際の自己負担額

  • 高額療養費制度の仕組みと限界

  • 医療保険で入院費用をカバーする具体的な方法

入院することになった場合、1日あたりどれくらいの費用がかかるのか不安に感じる方は多いのではないでしょうか。入院費用は1日あたり平均1.5〜3万円かかり、10日間の入院で15〜30万円、1か月では45〜90万円にもなります。

この記事では、入院費用の内訳、高額療養費制度の仕組み、実際の自己負担額、そして医療保険でどこまでカバーできるかを網羅的に解説します。万が一の入院に備えて、今からできる準備を一緒に確認しましょう。

入院費用1日あたりの相場と内訳

入院費用は、治療内容や病室のタイプによって大きく異なります。

まずは、一般的な入院でかかる1日あたりの費用を理解しましょう。

1. 入院費用1日あたりの平均額

生命保険文化センターの調査によれば、入院費用は1日あたり平均約2.3万円です。

ただし、治療内容や病室のタイプによって、1日1万円〜5万円以上と幅があります。

2. 入院費用の内訳

入院費用は、①治療費(診察・検査・手術・薬代など)、②入院基本料(病室代)、③食事代、④差額ベッド代(個室や4人部屋未満の場合)、⑤日用品費(パジャマ・タオルなど)で構成されます。

このうち、差額ベッド代と日用品費は公的医療保険の対象外です。

3. 差額ベッド代とは

差額ベッド代は、個室や2〜4人部屋を利用した場合に発生する追加費用です。

個室は1日1〜3万円、2人部屋は5,000〜1万円が相場で、10日間の入院で10〜30万円にもなります。

4. 食事代と日用品費

食事代は1食460円(1日1,380円)で、入院中は毎日かかります。

日用品費(パジャマ、タオル、洗面用具など)は1日500〜1,000円程度で、10日間で5,000〜1万円が目安です。

5. 入院日数別の総額目安

大部屋(6人部屋)利用の場合、10日間で約15〜20万円、1か月で約45〜60万円です。

個室利用の場合は、10日間で約30〜50万円、1か月で約90〜150万円となり、差額ベッド代の有無で大きく変わります

重要ポイント

入院費用は1日平均2.3万円ですが、差額ベッド代の有無で大きく変わります。個室利用の場合、10日間で30〜50万円かかることもあります。

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高額療養費制度で自己負担はどこまで減るか

高額療養費制度は、1か月の医療費が一定額を超えた場合に払い戻しを受けられる制度です。

この制度を理解することで、実際の自己負担額を把握できます。

1. 高額療養費制度とは

高額療養費制度は、1か月(月初から月末)の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超えた分が払い戻される制度です。

年収や年齢によって限度額が異なり、多くの人は月8〜9万円程度が上限となります。

2. 自己負担限度額の計算

70歳未満で年収約370〜770万円の場合、自己負担限度額は「80,100円+(医療費-267,000円)×1%」です。

例えば、医療費が100万円の場合、自己負担は約8.7万円となります。

3. 年収別の自己負担額

年収約370万円未満の場合は月約5.7万円、年収約770〜1,160万円の場合は月約16.7万円が上限です。

年収が高いほど自己負担限度額も高くなり、高収入世帯ほど医療保険の必要性が高まります。

4. 高額療養費の申請方法

申請は、加入している健康保険組合や協会けんぽに申請書を提出します。

事前に「限度額適用認定証」を取得しておけば、窓口での支払いを限度額までに抑えられます。

5. 制度の限界と注意点

高額療養費制度は、差額ベッド代、食事代、日用品費、先進医療費は対象外です。

また、月をまたぐ入院の場合は各月ごとに限度額が適用されるため、自己負担が2倍になることもあります。

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実際の自己負担額:ケース別シミュレーション

高額療養費制度を利用しても、実際にはどれくらいの自己負担が発生するのでしょうか。

具体的なケースで、リアルな自己負担額を確認しましょう。

1. 大部屋10日間入院のケース

40歳会社員、盲腸(虫垂炎)で10日間入院、手術あり。医療費総額50万円(3割負担で15万円)。

高額療養費制度で約8.7万円に減額。食事代1.4万円、日用品費7,000円で、自己負担合計約10.8万円

2. 個室10日間入院のケース

上記と同じ条件で、個室(1日2万円)を利用。差額ベッド代20万円が追加。

高額療養費8.7万円+食事代1.4万円+日用品7,000円+差額ベッド20万円=自己負担合計約30.8万円

3. 手術あり1か月入院のケース

50歳会社員、胃がんで1か月入院、手術あり。医療費総額200万円(3割負担で60万円)。

高額療養費で約8.7万円に減額。大部屋利用で食事代4.1万円、日用品2万円、自己負担合計約14.8万円

4. 月をまたぐ入院のケース

45歳会社員、骨折で8月25日〜9月10日(17日間)入院。医療費総額80万円。

8月分(7日間)と9月分(10日間)で各月8.7万円ずつ、合計約17.4万円+食事代2.3万円+日用品1.2万円=自己負担合計約20.9万円

5. 先進医療を受けたケース

55歳会社員、がん治療で重粒子線治療(先進医療)を受けた。技術料300万円は全額自己負担。

通常の医療費は高額療養費で約8.7万円に減額されるが、先進医療費300万円+通常医療費8.7万円=約308.7万円の自己負担。

ケース 入院条件 自己負担額
大部屋10日間 盲腸・手術あり 約10.8万円
個室10日間 盲腸・手術あり・個室 約30.8万円
1か月入院 胃がん・手術あり・大部屋 約14.8万円
月またぎ17日間 骨折・大部屋 約20.9万円
先進医療 がん・重粒子線治療 約308.7万円
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入院費用を医療保険でカバーする方法

高額療養費制度だけでは、差額ベッド代や食事代、月またぎの入院、先進医療費はカバーできません。

医療保険に加入することで、自己負担を大幅に軽減できます。

1. 入院給付金の仕組み

医療保険では、入院1日につき5,000円〜1万円の給付金が受け取れます。

入院日額1万円の場合、10日間で10万円、1か月で30万円が受け取れ、高額療養費との併用で自己負担をほぼゼロにできます。

2. 手術給付金の重要性

手術を受けた場合、手術給付金として10万円〜20万円が受け取れます。

入院給付金と合わせれば、入院・手術の費用を大部分カバーできます。

3. 通院保障の活用

最近の医療保険には、退院後の通院でも給付金が受け取れる通院保障が付いています。

がん治療など長期の通院が必要な場合、通院1日3,000〜5,000円の給付金が大きな支えになります。

4. 先進医療特約の必要性

先進医療特約を付けることで、重粒子線治療や陽子線治療など、高額な先進医療費を最大2,000万円までカバーできます。

特約保険料は月100〜200円程度で、コストパフォーマンスが非常に高いです。

5. 医療保険の選び方

入院日額5,000円〜1万円、手術給付金、通院保障、先進医療特約を基本に選びましょう。

保険料は年齢や保障内容により異なりますが、30歳で月2,000〜4,000円程度が目安で、この金額で大きな安心が得られます。

注意ポイント

高額療養費制度だけでは、差額ベッド代や食事代、月またぎの入院、先進医療費はカバーできません。医療保険で総合的な備えをしましょう。

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入院費用が高額になりやすい病気とケース

病気や治療内容によって、入院費用は大きく変わります。

特に費用が高額になりやすいケースを知り、事前に備えることが重要です。

1. がん治療

がん治療は手術、抗がん剤治療、放射線治療など多岐にわたり、入院期間も長くなります。

1回の入院で20〜30万円、先進医療を利用すると300万円以上かかることもあり、がん保険での備えが不可欠です。

2. 心疾患(心筋梗塞など)

心筋梗塞や狭心症は、緊急手術やカテーテル治療が必要で、入院期間は2〜4週間です。

手術費用を含めて20〜40万円の自己負担が発生し、医療保険で入院・手術給付金を受け取ることが重要です。

3. 脳血管疾患(脳梗塞など)

脳梗塞や脳出血は、入院期間が1〜3か月に及ぶことが多く、リハビリも長期間必要です。

自己負担は30〜60万円にもなり、退院後の通院保障も重要です。

4. 整形外科(骨折・人工関節)

大腿骨骨折や人工関節置換術は、手術と入院で2〜4週間かかります。

自己負担は15〜30万円で、高齢者ほどリスクが高い病気です。

5. 長期入院が必要な病気

結核、精神疾患、難病などは、入院期間が3か月以上に及ぶこともあります。

長期入院では高額療養費制度が複数月適用され、自己負担が累積するため、医療保険の入院日数無制限タイプが安心です。

入院費用を抑えるための工夫と対策

入院費用をできるだけ抑えるためには、いくつかの工夫があります。

事前に知っておくことで、無駄な支出を減らすことができます。

1. 大部屋を選ぶ

個室や少人数部屋ではなく、大部屋(6人部屋)を選ぶことで、差額ベッド代を削減できます。

プライバシーは制限されますが、10日間で10〜30万円の節約になります。

2. 限度額適用認定証を事前取得

入院前に加入している健康保険組合で「限度額適用認定証」を取得しておけば、窓口での支払いを限度額までに抑えられます。

後日の払い戻し手続きが不要で、資金繰りの負担も軽減されます。

3. 日用品は持参する

病院で購入するパジャマやタオルは割高です。自宅から持参することで、日用品費を節約できます。

10日間で5,000〜1万円の節約になり、小さな工夫が積み重なります

4. 高額療養費の世帯合算を活用

同じ世帯で複数の人が医療費を支払っている場合、合算して高額療養費を申請できます。

個別では限度額に達しなくても、合算すれば払い戻しを受けられる場合があります。

5. 医療保険に加入しておく

事前に医療保険に加入しておくことが、最も効果的な対策です。

入院給付金、手術給付金、通院保障、先進医療特約で、自己負担をほぼゼロにできます。

実際のケーススタディ:入院費用と医療保険の活用

ここでは、実際に入院した3つのケースを紹介し、医療保険がどのように役立ったかを解説します。

それぞれのケースから、医療保険の重要性を学びましょう。

ケースA:盲腸で10日間入院・医療保険で自己負担ゼロ

35歳会社員男性。盲腸(虫垂炎)で緊急入院し、手術後10日間入院。医療費総額50万円(3割負担15万円)。

高額療養費で8.7万円に減額、食事代1.4万円、日用品7,000円で、自己負担合計10.8万円。医療保険から入院給付金10万円(1万円×10日)、手術給付金10万円を受け取り、実質的な自己負担はゼロ、むしろ9.2万円のプラスでした。

ケースB:がんで1か月入院・先進医療特約で300万円カバー

52歳会社員女性。胃がんで1か月入院し、重粒子線治療(先進医療)を受けた。技術料300万円は全額自己負担。

通常の医療費は高額療養費で8.7万円に減額、食事代4.1万円、日用品2万円で、合計約14.8万円。がん保険の先進医療特約で300万円、入院給付金30万円(1万円×30日)、診断給付金100万円を受け取り、自己負担をカバーし、治療費の不安を解消できました。

ケースC:骨折で月またぎ入院・医療保険未加入で約21万円の負担

45歳自営業男性。骨折で8月25日〜9月10日(17日間)入院。医療費総額80万円。

高額療養費が各月適用され、8月分8.7万円+9月分8.7万円=17.4万円、食事代2.3万円、日用品1.2万円で、自己負担合計約20.9万円。医療保険に未加入だったため、全額自己負担となり、貯蓄を取り崩すことになりました。

ケース 入院内容と自己負担 医療保険の効果
ケースA(35歳男性) 盲腸10日間・自己負担10.8万円 医療保険で20万円受給・実質プラス9.2万円
ケースB(52歳女性) がん1か月・先進医療費314.8万円 がん保険で430万円受給・不安解消
ケースC(45歳男性) 骨折17日間・自己負担20.9万円 医療保険未加入・全額自己負担

FPに聞く!入院費用に関するリアルな疑問

実際に入院費用に不安を感じている人が、気になるポイントをFPに質問しました。

30代女性

入院費用は高額療養費制度だけで十分ではないですか?

スマホdeほけん

高額療養費制度は非常に有効ですが、差額ベッド代、食事代、日用品費は対象外です。また、月をまたぐ入院では各月ごとに限度額が適用され、自己負担が2倍になります。医療保険があれば、これらの自己負担をカバーできます。

30代女性

医療保険の入院日額はいくらが適切ですか?

スマホdeほけん

入院日額5,000円〜1万円が一般的です。高額療養費制度と併用すれば、入院日額5,000円でも大部分カバーできます。ただし、個室希望や差額ベッド代を考慮するなら、入院日額1万円がおすすめです。

30代女性

先進医療特約は本当に必要ですか?

スマホdeほけん

先進医療は全額自己負担で、重粒子線治療は300万円以上かかります。特約保険料は月100〜200円程度で、最大2,000万円までカバーできるため、コストパフォーマンスが非常に高いです。ぜひ付けておきましょう。

30代女性

がん保険と医療保険、どちらを優先すべきですか?

スマホdeほけん

まずは医療保険で基本的な入院・手術に備え、余裕があればがん保険も追加しましょう。がん保険は診断給付金100万円〜200万円が一括で受け取れ、治療の選択肢を広げます。両方加入することで、総合的な安心が得られます。

30代女性

入院費用が払えない場合はどうすればいいですか?

スマホdeほけん

まずは病院の相談窓口に相談しましょう。分割払いや減免制度が利用できる場合があります。また、限度額適用認定証を事前に取得しておけば、窓口での支払いを抑えられます。将来に備えて、今から医療保険に加入しておくことが重要です。

30代女性

医療保険に加入するタイミングはいつが良いですか?

スマホdeほけん

若く健康なうちに加入するのが最も有利です。年齢が上がるほど保険料が高くなり、病気になると加入が難しくなります。30歳で加入すれば月2,000〜3,000円程度で、一生涯の安心が得られます。今すぐ専門家に相談しましょう。

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よくある質問

Q1. 入院費用の平均は1日いくらですか?

A. 生命保険文化センターの調査では、1日平均約2.3万円です。

ただし、治療内容や病室のタイプによって、1日1万円〜5万円以上と幅があります。

Q2. 高額療養費制度で全額カバーできますか?

A. いいえ、差額ベッド代、食事代、日用品費、先進医療費は対象外です。

また、月をまたぐ入院では自己負担が2倍になるため、医療保険での備えが重要です。

Q3. 差額ベッド代は必ず払わないといけませんか?

A. いいえ、大部屋(6人部屋)を選べば差額ベッド代は発生しません。

個室や少人数部屋を希望する場合のみ発生し、1日1〜3万円が相場です。

Q4. 医療保険はいくらの給付金が受け取れますか?

A. 入院日額5,000円〜1万円、手術給付金10万円〜20万円が一般的です。

10日間の入院で、入院給付金10万円+手術給付金10万円=合計20万円が受け取れます。

Q5. 入院費用が払えない場合はどうすればいいですか?

A. まずは病院の相談窓口に相談し、分割払いや減免制度を確認しましょう。

また、限度額適用認定証を事前取得すれば、窓口での支払いを抑えられます

まとめ:入院費用に備えて医療保険で安心を

入院費用は1日平均2.3万円で、10日間で約15〜30万円、1か月で約45〜90万円かかります。高額療養費制度で自己負担は8〜9万円程度に抑えられますが、差額ベッド代、食事代、月またぎの入院、先進医療費は対象外です。

医療保険に加入することで、入院給付金、手術給付金、通院保障、先進医療特約により、自己負担をほぼゼロにできます。入院日額5,000円〜1万円、手術給付金10万円〜20万円の保障で、月2,000〜4,000円程度の保険料で大きな安心が得られます。万が一の入院に備えて、今すぐ専門家に相談し、最適な医療保険を見つけましょう。

監修者からひとこと

スマホdeほけん編集部監修者

ファイナンシャルプランナー

入院費用は、高額療養費制度により自己負担が大幅に軽減されますが、制度だけでは不十分です。差額ベッド代は1日1〜3万円、10日間で10〜30万円にもなり、月をまたぐ入院では自己負担が2倍になります。また、先進医療は全額自己負担で300万円以上かかることもあります。医療保険に加入しておけば、入院給付金、手術給付金、先進医療特約により、これらの自己負担をカバーできます。

特に30〜40代の働き盛りの方は、入院により収入が途絶えるリスクもあります。医療保険で治療費をカバーし、就業不能保険で収入減少に備えることで、総合的な安心が得られます。若く健康なうちに加入すれば保険料も安く、一生涯の安心が得られます。入院費用に不安を感じている方は、今すぐファイナンシャルプランナーに相談し、最適な保険プランを見つけてください。

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