スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
「大腸ポリープが見つかったけど良性だった。でもがん保険は必要?」「良性ポリープの切除でもがん保険の給付金は出るの?」と疑問に思っていませんか。良性ポリープは悪性ではありませんが、将来的にがん化するリスクがあり、定期的な検査や切除が必要になるケースも多いです。
本記事では、FP監修のもと良性ポリープとがん保険の関係、保障対象となるケース、がん保険の選び方、実際の給付事例、よくある疑問までを徹底解説します。良性ポリープが見つかった方が、今後どのように備えるべきかを専門家の視点でお届けします。
良性ポリープとは?がんとの違いと将来リスク
良性ポリープとは、大腸や胃などの粘膜に発生する良性の腫瘍です。
良性ポリープ自体はがんではありませんが、一部のポリープは将来的にがん化するリスクがあります。特に大腸ポリープの一種である腺腫性ポリープは、放置すると数年かけて大腸がんに進行する可能性があるため、早期発見と切除が重要です。
良性ポリープは無症状のことが多く、健康診断や人間ドックの内視鏡検査で偶然発見されるケースが大半です。発見された場合は、医師の判断に基づき経過観察または内視鏡的切除が行われます。
ここでは、良性ポリープの基本的な知識と、がんとの違い、将来的ながん化リスクについて詳しく解説します。
良性ポリープとがん保険で知っておくべき7つのポイント
良性ポリープが見つかった場合、がん保険の保障内容や給付条件を正しく理解することが重要です。
ここでは、良性ポリープとがん保険の関係で押さえておくべき重要なポイントを解説します。
良性ポリープとがん保険の重要ポイント
1. 良性ポリープは悪性腫瘍ではない
良性ポリープは、その名の通り良性の腫瘍であり、がん(悪性腫瘍)ではありません。
そのため、一般的ながん保険の診断給付金や治療給付金の対象外となります。ただし、ポリープの種類や保険商品によっては例外もあるため、確認が必要です。
2. 良性ポリープの切除は基本的に給付対象外
良性ポリープを内視鏡で切除した場合、がん保険からの給付金は基本的に支払われません。
ただし、医療保険に加入していれば、手術給付金や入院給付金の対象となるケースがあります。医療保険の保障内容を確認しておきましょう。
3. 上皮内新生物の保障があれば給付される場合がある
一部のがん保険では、上皮内新生物(がんの前段階)も保障対象としています。
大腸の腺腫や異形成など、がん化する可能性が高いポリープが上皮内新生物と診断された場合、診断給付金が支払われるケースがあります。
4. 良性ポリープが見つかってもがん保険に加入できる
良性ポリープが見つかっても、完全に切除されていれば、がん保険への加入は可能です。
ただし、告知義務があるため、正確に申告する必要があります。保険会社によっては、一定期間の経過観察後に加入できる場合もあります。
5. 将来的にがん化するリスクがある
良性ポリープの中でも、腺腫性ポリープはがん化するリスクがあります。
特に大腸ポリープは、数年かけて大腸がんに進行する可能性があるため、定期的な検査と早期切除が重要です。
6. 定期的な内視鏡検査が推奨される
良性ポリープが見つかった場合、医師の指示に従って定期的な内視鏡検査を受けることが推奨されます。
再発や新たなポリープの発生を早期に発見することで、がん化を未然に防ぐことができます。
7. 医療保険で手術給付金が出るケースもある
良性ポリープの切除は、がん保険の対象外でも、医療保険の対象となる場合があります。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などは、医療保険の手術給付金の対象となるケースが多いです。
ポイント
良性ポリープはがんではないため、がん保険の給付対象外が基本です。ただし、上皮内新生物の保障がある場合や、医療保険でカバーできるケースもあります。
良性ポリープとがんの違いを徹底比較
良性ポリープとがんの違いを正しく理解することで、保険選びの判断材料になります。
ここでは、良性ポリープとがんの主な違いを表で比較します。
| 比較項目 | 良性ポリープ | がん(悪性腫瘍) |
|---|---|---|
| 性質 | 良性腫瘍 | 悪性腫瘍 |
| 転移 | 転移しない | 転移する可能性がある |
| 成長速度 | ゆっくり成長 | 急速に成長する場合が多い |
| 治療方法 | 内視鏡的切除が一般的 | 手術、抗がん剤、放射線治療など |
| がん保険の給付 | 基本的に対象外 | 診断給付金・治療給付金が支給 |
| 将来リスク | 一部はがん化する可能性 | 再発・転移のリスク |
上記の表から、良性ポリープとがんは性質が大きく異なることがわかります。
ただし、良性ポリープの一部はがん化するリスクがあるため、定期的な検査と早期切除が重要です。また、がん保険の保障対象となるのは基本的にがん(悪性腫瘍)のみですが、上皮内新生物の保障がある場合は給付されるケースもあります。
良性ポリープが見つかった後のがん保険選び5つのポイント
良性ポリープが見つかった後でも、がん保険への加入は可能です。
ここでは、がん保険を選ぶ際に確認すべき重要なポイントを解説します。
良性ポリープ後のがん保険選びのポイント
1. 上皮内新生物も保障対象か確認する
がん保険には、悪性腫瘍のみを保障するタイプと、上皮内新生物も保障するタイプがあります。
良性ポリープから上皮内新生物に進行した場合でも、上皮内新生物の保障があれば給付金が支給されます。将来リスクを考慮して、保障範囲を確認しましょう。
2. 診断給付金の支給回数を確認する
がん保険の診断給付金は、1回限りの場合と、複数回支給される場合があります。
ポリープが再発しやすい方や、がん化リスクが高い方は、複数回支給されるタイプを選ぶことで、長期的な備えが可能になります。
3. 告知内容を正確に申告する
がん保険に加入する際は、良性ポリープの発見と切除について正確に告知する必要があります。
告知義務違反をすると、保険金が支払われない場合があるため、必ず正確に申告しましょう。完全に切除されていれば、多くの場合は問題なく加入できます。
4. 医療保険との併用を検討する
良性ポリープの切除は、がん保険の対象外でも、医療保険の対象となる場合があります。
がん保険と医療保険を併用することで、幅広い治療費をカバーできます。特に、手術給付金や入院給付金がある医療保険は有効です。
5. 定期的な検査費用も考慮する
良性ポリープが見つかった後は、定期的な内視鏡検査が必要になります。
検査費用は保険適用の場合でも数千円〜1万円程度かかるため、長期的な家計負担を考慮して保険を選ぶことが重要です。
注意ポイント
良性ポリープが見つかった後でもがん保険に加入できますが、告知義務を守ることが大前提です。上皮内新生物の保障や医療保険との併用も検討しましょう。
がん保険と医療保険の保障範囲を比較
良性ポリープの治療費をカバーするには、がん保険と医療保険のどちらが適しているのでしょうか。
ここでは、がん保険と医療保険の保障範囲の違いを表で比較します。
| 保障内容 | がん保険 | 医療保険 |
|---|---|---|
| 良性ポリープ切除 | 基本的に対象外 | 手術給付金の対象となる場合が多い |
| 上皮内新生物 | 保障対象の商品もある | 基本的に対象外 |
| 悪性腫瘍(がん) | 診断給付金・治療給付金が支給 | 入院・手術給付金が支給 |
| 入院給付金 | がん入院のみ対象 | 病気・ケガ全般が対象 |
| 通院給付金 | がん治療の通院が対象 | 商品によっては対象 |
上記の表から、良性ポリープの切除には医療保険が有効であることがわかります。
一方、がん保険は悪性腫瘍や上皮内新生物に特化しているため、将来的ながん化リスクに備える場合に有効です。両方を併用することで、幅広いリスクに対応できます。
実際に利用した人の体験談①:良性ポリープで給付金を受け取れなかったケース
ここでは、良性ポリープでがん保険の給付金を受け取れなかった方の体験談をご紹介します。
Aさん(48歳・会社員)のケース
Aさんは人間ドックで大腸ポリープが見つかり、内視鏡で切除しました。
がん保険に加入していたため給付金を期待しましたが、良性ポリープは悪性腫瘍ではないため給付対象外と告げられました。幸い医療保険に加入していたため、手術給付金として5万円が支給され、自己負担を軽減できました。
Bさん(55歳・自営業)のケース
Bさんは胃ポリープを切除しましたが、がん保険からは給付金が出ませんでした。
医療保険にも加入していなかったため、検査費用と切除費用の全額が自己負担となり、約3万円を支払いました。今後は医療保険への加入を検討しているといいます。
実際に利用した人の体験談②:上皮内新生物で給付金を受け取ったケース
一方、上皮内新生物と診断され、がん保険の給付金を受け取った方もいます。
Cさん(52歳・会社員)のケース
Cさんは大腸内視鏡検査で高度異形成(上皮内新生物)と診断され、切除しました。
加入していたがん保険は上皮内新生物も保障対象だったため、診断給付金50万円が支給されました。早期発見と保障範囲の広いがん保険のおかげで、経済的な不安なく治療に専念できたといいます。
Dさん(60歳・会社員)のケース
Dさんは胃の異形成(上皮内新生物)を内視鏡で切除しました。
がん保険の上皮内新生物保障により、診断給付金100万円が支給されました。医療保険からも手術給付金が出たため、自己負担はほぼゼロでした。保険の重要性を改めて実感したそうです。
FPに聞く!良性ポリープとがん保険に関するリアルな疑問
実際に良性ポリープが見つかった方が気になるポイントを、FPに質問しました。

30代男性
良性ポリープが見つかりましたが、がん保険は必要ですか?
スマホdeほけん
良性ポリープ自体はがんではありませんが、将来的にがん化するリスクがあります。特に大腸の腺腫性ポリープはがん化の可能性があるため、がん保険での備えは有効です。

30代男性
良性ポリープの切除でがん保険の給付金は出ますか?
スマホdeほけん
基本的には給付対象外です。ただし、上皮内新生物と診断された場合は、上皮内新生物の保障があるがん保険なら給付金が支給されます。

30代男性
良性ポリープが見つかった後でもがん保険に加入できますか?
スマホdeほけん
はい、完全に切除されていれば加入できます。ただし、告知義務があるため正確に申告する必要があります。保険会社によっては一定期間の経過観察後に加入できる場合もあります。

30代男性
医療保険とがん保険、どちらを優先すべきですか?
スマホdeほけん
両方あるのが理想ですが、優先順位をつけるなら医療保険です。良性ポリープの切除や他の病気・ケガもカバーできます。その上で、がん保険を追加することで万全の備えになります。

30代男性
上皮内新生物の保障は本当に必要ですか?
スマホdeほけん
上皮内新生物はがんの前段階で、早期発見・早期治療が可能です。保障範囲を広げることで安心感が得られるため、特に家族歴がある方やポリープが見つかった方にはおすすめです。

30代男性
定期的な内視鏡検査の費用はどのくらいかかりますか?
スマホdeほけん
保険適用の場合、大腸内視鏡検査は約5,000円〜10,000円程度です。ポリープ切除を伴う場合は2万円〜3万円程度かかることもあります。医療保険で手術給付金が出るケースもあるため、確認しましょう。
良性ポリープとがん保険に関するよくある質問
良性ポリープとがん保険について、よくある質問をまとめました。
Q1. 良性ポリープとがんの違いは何ですか?
A. 良性ポリープは良性腫瘍で、がん(悪性腫瘍)とは性質が異なります。転移せず、成長速度もゆっくりです。ただし、一部のポリープは将来的にがん化するリスクがあります。
Q2. 良性ポリープでもがん保険に加入できますか?
A. はい、完全に切除されていれば加入できます。告知義務があるため正確に申告する必要がありますが、多くの場合は問題なく加入できます。
Q3. 上皮内新生物とは何ですか?
A. 上皮内新生物は、がんの前段階の病変です。浸潤していない初期のがんで、早期治療により完治が期待できます。上皮内新生物の保障があるがん保険なら、診断給付金が支給されます。
Q4. 良性ポリープの切除で医療保険の給付金は出ますか?
A. はい、多くの医療保険では手術給付金の対象となります。内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などは、給付金が支給されるケースが多いです。
Q5. がん保険と医療保険、どちらを優先すべきですか?
A. 優先順位をつけるなら医療保険です。病気・ケガ全般をカバーできます。その上で、がん保険を追加することで、がんに特化した手厚い保障が得られます。
まとめ:良性ポリープが見つかったらがん保険と医療保険の併用を検討しよう
良性ポリープはがんではないため、がん保険の給付対象外が基本です。ただし、上皮内新生物と診断された場合は、上皮内新生物の保障があるがん保険なら給付金が支給されます。また、良性ポリープの切除は医療保険の手術給付金の対象となるケースが多いです。
良性ポリープは将来的にがん化するリスクがあるため、がん保険と医療保険の併用で備えることをおすすめします。特に、上皮内新生物も保障対象となるがん保険を選ぶことで、早期発見・早期治療の際にも安心です。
監修者からひとこと

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
良性ポリープは悪性腫瘍ではありませんが、一部はがん化するリスクがあるため、定期的な検査と早期切除が重要です。がん保険は基本的に悪性腫瘍が対象ですが、上皮内新生物の保障がある商品を選ぶことで、がんの前段階でも給付金を受け取れます。
また、良性ポリープの切除は医療保険の手術給付金の対象となる場合が多いため、がん保険と医療保険を併用することで幅広いリスクに対応できます。良性ポリープが見つかった後でも、告知義務を守れば保険に加入できるため、早めの検討をおすすめします。